宮崎市花山手の国道269号線沿いにある「ガイソー宮崎店」は、佐藤塗装店の来店型ショールームです。2019(令和元)年9月にオープンした外装リフォーム専門店です。「ガイソー」は、全国に95店舗を展開しており、宮崎店は同市の「株式会社 佐藤塗装店」が運営しています。戸建て住宅の外壁や屋根の塗り替えの相談ができるほか、実際に塗料や素材のサンプルなどを見たり触ったりすることができるショールームです。
「外装塗装、屋根塗装に特化した来店型のショールームは県内でも珍しいと思います」と堂地代表取締役は話します。運営している佐藤塗装店は、1925(大正14)年に創業した塗装工事一筋の地元企業。これまで公共工事やマンションなどの集合住宅の改修・塗装工事を数多く手掛けています。そのノウハウを戸建て住宅にも活かそうと、同店を立ち上げました。
折込チラシの利用は、宮崎店のオープン時から。まずはお店の存在を知ってもらおうと始めました。継続することが認知度アップにつながると考え、宮崎市内の戸建て住宅が多いエリアを中心に、年3~4回、各5万部を折り込んでいます。
「国道沿いにあり、店舗自体が目立つので見かけたことがある方も多いと思うのですが、それだけではなかなか来店しにくいのではないかと考え、チラシで発信することにしました。外壁塗装をしている地元企業のショールームであることを大きく表記したところ、『チラシを見て』と来店される方が確実に増えました。チラシを折り込むことで、安心・信頼していただいているのではないかと思います」。お店の認知度が上がるにつれて、社員のやる気や責任感もアップしているという思わぬ効果も教えてくれました。
「折込チラシは、手元に置いておくことができ、インターネットが苦手な人でも必要なときに見ることができます。1枚でいろんな情報が伝えられるのも大きな強み。今後は折り込む回数や枚数を増やしていきたいです」と話していました。
地域ナンバーワン店を目指して
戸建て住宅の外壁は、一般的に10~15年の周期で塗り替えが必要になるといいます。業者選びや施工方法、費用などで後悔しないよう、同店にはこれまでの施工事例やさまざまな塗装のサンプルを展示しています。自宅の外観の色をシミュレーションすることもでき、イメージしやすいと好評です。担当スタッフの丁寧な対応や分かりやすい見積書、職人の技術力の高さなど、施工したお客さまの満足度も非常に高いそうです。
「これまでの経験と技能を駆使し、お客さまのために何ができるかを常に考え、地域ナンバーワン店を目指します」。創業100年に向けて邁進する地元企業の活躍に今後も注目です。
スタッフがデザインしているチラシ。何をしている会社なのかが一目で分かるように、大きな文字で表記しているのがポイント。来店予約ができるQRコードを載せ、ホームページとも連動している。