宮崎市高洲町にある「肉のながやま」。都城市に自社牧場や自社カット工場があり、生産・仕入れから製造までを一貫して行っている「永山畜産」の直営店です。同社は直営店やインターネットでの販売のほか、全国各地のレストランやデパート、焼肉専門店などに「宮崎牛」をはじめ自社ブランドの「ひむか黒牛」「ながやまポーク」などを卸しています。高洲町の店舗は、平成18(2006)年にオープンして以来、良質の肉を手頃な価格で販売し、多くの人に支持されています。
折込チラシはオープン当初から利用しています。当時は毎日お店を開けていましたが、後に毎月29日の肉の日のみの営業に。しかし、お客さまからの要望もあり昨年5月からは毎月29日と毎週木・金曜日に営業しています。
「29日に『肉の日セール』を、第1週の木曜日に『木金市』のチラシを折り込んでいます。1回につき3万部を店舗周辺のほかに、エリアを変えて市内各地域に折り込むので、車で来店される方も多いです」と松浦さんは話します。
赤や黄色、黒といった色を効果的に使い、ぱっと目を引くチラシは、お店のスタッフが制作しています。「今月の超オススメ品」は毎回変わるので、その度に肉の写真を撮影しているのだそうです。定番の商品も価格に写真を添えることで、分かりやすく掲載されています。さらに「木金市」のチラシには、日にちを限定した割引クーポンを付けてお得感を出しています。
「お客さまの年齢が比較的高く、新聞を購読している方も多いようです。チラシを持参して来店する方もいらっしゃるので、折込チラシの効果は高いと感じています」と松浦さん。チラシにはホームページのアドレスも掲載し、29日はインターネット上でもセールを実施。営業時間内に来店できない人などが利用しているそうです。
「今後は折込チラシとSNSを連動し、若い人たちにもお店のことを知ってもらえるようにしていきたいです」と話していました。
手作り惣菜も人気
営業日になると、開店前から店の外で待っている人も多く、冷蔵ケースいっぱいに用意した商品は夕方にはほぼ完売状態に。コロナ禍でなかなか買い物に行けないという人がまとめ買いをしたり、県外の家族や親戚などにお店から直接送ったりしているそうです。
「お肉はもちろん、29日に販売している手作りコロッケとバーグカツも大人気です。お惣菜にも力を入れ、安くておいしいものを提供したいと考えています」と松浦さん。
以前は白黒だったチラシをカラーにしたことで、反響も大きくなったのだそう。肉の日セールと木金市は営業時間が異なるのでご注意を。